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Vol.2
ESSAY
◆ アンティークの価格事情
アンティークの価格の決まり方は仕入値を元に諸経費、リクエストの場合の費用などが加わり、
そして、時計や照明器具、家具のような技術的な修理を要する場合は更に
オーバーホール、修理代などが加算されます。
残念ながら、こうして人の手が加われば加わる程、商品コストが上がっていくことになります。
単純にコストパフォーマンスだけを追求した場合、現状のままご紹介すればそれが一番安価なのですが
長い年月を経たアンティークは何かと故障が多いのが現実です。
その為、私達はがんばって安くて良いモノを仕入れなければなりません。
しかし、外貨の変動や輸送にかかる経費、破損や修理といった大きなリスクを抱えているのも事実です。
このようなことからアンティークが高価になってしまうのはそれなりの理由があるというのを
ご理解いただければ幸いです。
とても難しいことですが、安くてクォリティの高いモノをご提供できるよう日々研究、努力しています。
◆ 買い付けのこと
私は買い付けへ出かける際、必ず100枚以上の名刺を持って出かけるようにしています。
アンティークフェア、蚤の市、オークション、地方のアンティークショップ、カーブーツに至るまで
Eglantyneとテイストが合うなと思うディーラーへ
「今度、こういうモノが入ったら知らせてね。」と言っては名刺を配って歩いています。
買い付けの度に配っているものだから「もう、前にもらったよ。」なんて言われることもしばしば。
でも、そんな地道な成果が実り
おかげ様でたくさんの現地ディーラーと人脈ができたと思っています。
「前にこんなのが好きだって言ってたよね?」といったオファー(買い付け依頼)から
「今度、オークションにこんなのを出すよ。」
「次の買い付けはいつ?いいモノがたくさん入ったよ。」
と、実にさまざまな情報が届きます。
私達にとってこういう情報はとても重要で、
買い付けを成功に導くのもこうした生きた情報を頼りに動くことができるからなのです。
イギリス人は警戒心が強く、初対面の人になかなか心を許さないというようなことをよく聞きますが、
私は違うと思っています。
私自身、旅の途中で何度か思いもよらぬアクシデントに遇ったことがありますが、
いつも助けてくれるのは通りすがりのイギリス人でした。
困った人がいたり、助けを求めている人がいた時はちゃんと手を差しのべてくれるのです。
また一度心を許した相手にはとことん情が厚いのもイギリス人ではないでしょうか。
ディーラーの中には、お孫さんやペットの写真を送ってくれたり、家族の近況を語りあったり、
留学中の娘のホリディに滞在させていただいたりといった
家族ぐるみでお付き合いさせていただいている人もいます。
私にとってこうした人脈はビジネスだけのお付き合いでなく、
かけがえのない大切な家族でもあります。
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